2012/07
06
[ #825 ]

コンケーブ3

ショートボードの時代に入ると、コンケーブなるものは、全くと言っていい程、姿を見せなくなった。ボードが短くなって、幅も細く、フィンも小さくなってしまった。ここでは、ボードが寝かし易く、短いフィンでもフィンが抜けづらい、Vボトムが主流。何しろ今のトライフィンがなかったのですから。
ここからは周知の通りツイン、トライとマルチフィンの時代が到来。
トライフィン全盛となるとサーフィンもシェープもとても自由になった。何しろフィンアウトを気にせずできるのですから。ここで一人の天才が出現します。トム カレン。トムのボートは他のサーファーのボードに対してとても特徴的でした。皆Vボトムにトライをセットしていたのに彼のはフルフラット。板の長さも長め。私はこのフルフラットボトムこそ、現在あるコンケーブの源だと思っています。なぜなら、プレーニングエリアを増やしてスピードを出そうという発想がコンケーブと一緒だから、形は違うかもしれないが。
Vボトムは片面各々で接水しているので、接水面積が少ない、フラット
にして接水面積を増やしてスピードを出し、ボトムを平にする事で水掴みを良くしようと言う発想です。
あっ、ここでプレーニングの説明をします。良く外人シェーパーが、プレーニングエリアうんちゃらと好んで使うやつ。
教習所で習った記憶がある人も多いとおもいます。タイヤと水が密着して接水面が真空になると、抵抗が無くなって滑るというアレ。
身近でいうと雨の日にビーサンでタイルの上歩いてて、滑っちゃうアレ。オマケに張り付いて脱げちゃったりもする。かなり恥ずかしい現象です。(笑)抵抗が少ない、張り付くと言うのはキーワードですね、乗り味を理解する上で。


http://www.youtube.com/watch?v=OFfAYblulfs&feature=youtube_gdata_player画像はリッチーとトムの試合ですがリッチーは父親のシェープしたテールV、いやもしかするとこの時すでに本人がシェープしているかもしれません。
トムは前述の通りフルフラット。厚いところでの処理、走り、ホワイトウオーターへのアプローチ、リップの返りの速さなどに大きな違いがあります。今まで少なかったフローターと言うテクニックもトムは簡単にメイクします。プレーニングとフラットボトムの水掴みの良さ、タイトなカービング、特性を完全に使いこなしてました。トムの活躍と圧倒的なスタイルでフラットボトムがしばらく席巻することになります。ケリーの登場までは。

O2KI

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